カスタムGPZ900R『ブレーキフルード交換も一筋縄では・・・』スタッフバイクの整備

ナップス練馬店のヤマGUCCIです。

『PITスタッフK』 のGPZ900R整備ブレーキフルード交換をしましたョ。
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カワサキ乗りは黙ってグリーン!!
バイクに使われている液体は出来るだけグリーン!!

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オイルも、クーラントも、ブレーフルードも!

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ブレーキフルード、作動油ですね。
定期的な交換がオススメで、交換をいつしたか分からないのであれば交換時期かもしれません。



今回の作業も『前回のオイル交換』の様に一筋縄ではいきません!
後ろのブレーキがトルクロッドマウントのフローティング式に変わってますので、エア抜きをしながらフルード交換が出来ないのです(涙)
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純正の位置とは、上下が逆についてますので、エアブリーダーが下向きです。
これでは中に発生したエアは出てきませんね!

ひっくり返しましょう。
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トルクロッドのボルトを抜いて・・・
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回ってしまう構造なんですね。そして向かう先は・・・・
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ジャーン!!純正の位置です。

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ブレーキホースが山になってしまってますが、そこは上手事対応します。
トルクロッドマウントは以前流行ったカスタムで、今はほとんど見ないですね。



ピット作業でティッシュも使います。
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エアブリーダーの穴に残ったフルードをしっかりと取り去る方法の一つとして、コヨリで吸い取ります。

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こんな感じで結構残ってますよ。

普段の整備もこの様にしっかりとフルードのお掃除もしてますよ。

カスタムGPZ900R『オイル・オイルフィルター交換』は大変!? スタッフバイクの整備

ナップス練馬店のヤマGUCCIです。

いつも登場している 『スタッフK』 のGPZ900Rの~愛車整備 
エンジンオイル、オイルフィルターがなかなかの重作業(汗) でした。

画像はオイル量の調整チェックを行ってますが、ここまでたどり着くのに色々な部品を外します。

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オイルを入れる部分とサブフレームが干渉してしまうので、ガルウィングの様に外してよけておきます。

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マフラーがオイルフィルターの下を通っているので集合部分から後ろを全部外します。

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久しぶりに外した集合(スパイラルコレクター)はかなり見た目が・・・見なかった事にしていつかキレイにします。

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フィルターを組んでいきます。

このGPZ900Rはオイルパンが変わっているのでオイルドレンが一か所ですが、通常はもう一か所ありますので場合によってはマフラーは全部外す必要があるかもしれません。

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マフラーを組みなおしていきます。
エキゾーストパイプをずらす為に、オイルクーラーやラジエーターコアもずらさないといけないのです。

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オイル量チェック窓からのぞくエンジンオイルはライムグリーン!!

ヴァンヴェール 冴速 10W40 を普段使ってます。
オイルがカワサキ色しているんです。

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信頼度の高いエルフのオイルでもあります。

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冴速のオイル缶はデザインが現行の物と以前のもので違います。
『キリン』デザインですね~。

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ヴァンヴェール 冴強 10W50 も現行と以前のモデルでデザインが違います。

さて、何と何のエンジンがデザインされているのかわかりますか?
分かった方、ピット作業の引き渡しの時にでもスタッフKに答えを聞いてみてください。

カワサキが好き過ぎて・・・オイル缶をコレクションして大切に保管してます。

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最近作業した 『エンジンオイル、オイルフィルター交換』 で、自身のバイクが一番手間と時間がかかっている?
カスタム車両の宿命!?

ざっと1時間以上かかってました。
お疲れ様です。

ダウンチューブ装着 スタッフのGPZ900R 

ナップス練馬店のヤマGUCCIです。

『ピットスタッフ』が愛車にダウンチューブを装着しました。
アクティブ製ダウンチューブ(元々シルバー、アルミ色 ?を外注塗装に出し、ブラック塗装で仕上げました。
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いきなり完成した写真です。

ブラックアウト感がいい感じ !
後は、ステップ回りのブラックアウトと、スタビライザー付のスイングアームを、いつか交換する予定らしいです。
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ダウンチューブとは、上記写真だとマフラーにそった感じでエンジンの下あたりに見える追加フレームの事です。
※車体中央に渡るように装着しているのはサブフレームという追加フレームです。
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GPZ900Rは80年代設計のバイクなので、現在のバイクに比べるとフレーム剛性が弱いんです。
乗っている本人いわく、ホームストレートで時速200キロを超えるとバイクが『言う事を聞かない』くらいなんだそうです。
普通に高速道路を走行していても、もう少しフレーム剛性が欲しいなーという感覚との事。

ダウンチューブを装着すると、フレーム剛性の不足を補うはずなんです。
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車体反対側からこんな仕上がりです。

作業はかなり難航したそうで、ラジエーターホースの延長が必要でラジエーター液(LLC)の交換も必要になってます。
ホースがダウンチューブに当たり取り付け出来ず、対策としてホース延長で逃がしたとの事。

オイルクーラーは高さを合わせる為、ステーをワンオフ作成・・・
いまいち納得できないようで、作り直すかもしれない。

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コダワリ ???

自分のバイクだからという事で、使用したボルト類は全てブラックに塗ったそうです。

・・・油性マジックでっ !

耐久性などは無いでしょうが、言われないとわかりません。
ブラックアルマイトみたいでカッコ良いと思いました。


【その後通勤で乗ってみて】
バイクが別物、通勤レベルですでにクイックなハンドリング感がすごいそうです。
冬はカスタムの季節、春に走る準備をする期間ですね。


なにやら、別のピットスタッフも最近パーツをヒンパンに注文しているので、カスタムのレポートそのうちします。

春★ヒザすり部活動開始!!パワーチェック・タイヤチェックの巻

ナップス練馬店のヤマGUCCIです。

ヒザすり部の活動が今年もはじましました。
(走り好きスタッフ)
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手始めに・・・パワーチェックしました。(三鷹店で)
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気になるパワーですがっ
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MAXパワー 【95.91】!!!!
なかなか良い成績です。

GPZ900Rにのるスタッフ本人に今回の好成績の『秘訣は何か?』 ときいてみました。

「エンジンオイル 『冴速』 を入れているから!」
エンジン内部を流れるオイルの色もカワサキ色のライムライグリーンが秘訣らしいです。
ようするに、気持ち、カワサキ愛が違うそうです。

しかし、乗っているスタッフも前から気にはなっていたそうですが、トルクカーブが【M字】を描くように思いっきりトルクの谷があります。
そのうちキャブセッティングすると申しておりましたが・・・

そして、ヒザすり部の活動報告書は紙の書面ではなくてタイヤの表面の削れ方!!
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今回から使っている銘柄は、『ダンロップ スポーツマックス ロードスポーツ』
大人向けスポーツタイヤです。

後ろから失礼します。
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ほとんど端まで使った感じです。
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運転した感じも良好!
スポーツ走行したとは思わせないサラッとした削れ方です。
気温も15度くらいだったので、チョットだけ寒かったのかなー?
夏に走るとどうでなんでしょう?
もっとタイヤカスが出るのかもしれません。


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リアタイヤの溝の削れ方で 「アクセルを開けているところ」 がわかります。
指で指している部分からアクセルを開けてます。

シーズン一発目なので控えめ!バイクが起きてからアクセルを開けている感じです。
タイヤ銘柄を変更してからも一発目なので、様子見です。
とても大事です!!

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どんな、性格なのかわからないと全開走行できないですよね。

「ライダー本人もまだまだ行ける感じがする」 と、手ごたえをかんじているようです。
【ライダー】と【マシン】と【タイヤ】との相性も良さそうです。

チクチクと秘密にしてこだわっているそうです。
タイヤの空気圧も工夫中との事で、「標準から変えて調整している」 そうなので、また追って報告します。

ナップス練馬店にはスポーツタイヤ、ハイグリップタイヤイ色々在庫してます・・・っが!
タイヤ交換のときに試してみませんか?
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N2チャージ 『ちっそガス充填』
ガスといっても大気(普通の空気)のほとんどが 『ちっそ』 なんですが・・・

何ゆえ 『ちっそガス』 なのかといえば!
空気圧が変化しない (ほとんど)

理由は、ちっそ以外の物(水分)が熱膨張したりするので走ってタイヤが温まるとタイヤ空気圧も一緒に高くなっちゃいます。
空気を沢山入れた時に似た状態になります。

こだわらなければ必要ないかもしれませんが!
せっかく良いタイヤをはくならばっ!!お試しアレ~

スタッフバイクを【給油パックメンテナンス】しました。

ナップス練馬店のヤマGUCCIです。

先日、ブログで紹介しましたオダックスのLEDバルブキットですが、残りが極少となっておりますのでお早めにどうぞ!

さて本日は、スタッフバイクを【給油パックメンテナンス】してみました。
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これが、主に使用する 『極圧潤滑剤ナスカルブ』 です。
スプレー式で給油できるのに、とても高い潤滑性能なんです。

最初に着手したのはシフトペダル
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バックステップを組んだGPZ900R ニンジャなんですが、ここで問題を発見しました。
なんと、ペダルの取り付けナットが緩んでました!!

『毎日運転しているのに気がつかなかった』

こまめにメンテナンスすると、こんな発見ができます。
もし完全にナットが緩んでしまっていると、ペダルが脱落しちゃうかも知れませんね。

私も経験ありますが、バックステップは時々、緩んでいないかチェックすることがおすすめです。
緩み防止剤も使ってくみ上げても、なぜか緩んじゃうんですよね。

これで、シフトチェンジも快適操作になりました。

『スパンッ』と気持ちよく動きますか?
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サイドスタンドは動きが渋くなっていると惨事を引き起こします。
シッカリとスタンドが出ていないとバイク倒れちゃいます。

これも、過去に経験しました。
『スタンドだしたつもりだったのに・・・』

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レバー操作が軽くなるとかなり印象変わりますよ。
給油を定期的にしてあげないとピボット部分が減ってしまいます。
レバーにがたが大きく出ている様でしたらボルと一緒に交換しても良いですね。

そして!!
カギ穴にスプレーグリスを給油してはいけないのをご存知でしょうか?
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専用のケミカルを使わないと、オイルに汚れが吸着して動きが更に悪くなってしまいます。

給油パックで使うのはドライタイプの潤滑剤です。
(粉末ボロン剤といのがポイントのようです)
住宅のキーシリンダーも同じ様にオイルスプレーはNGのようです。

このバイクは俺しか鍵を回せないマシンだ!!
大丈夫ですよ、エンジン始動がストレスフリーになります。
もちろん、減りすぎで直らないかもしれませんが 【かなり良くなります】

カギ穴は他にもあります。
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給油口の動きが悪いままだと鍵をねじ切ってしまう事も・・・
これも経験あります。
(NSR50の鍵をネジじりました。チョットまずそうな感覚はあったんです。だから給油口を押してキーの根元を押さえる様なつもりで・・・)

シートが開きにくいのはキーシリンダーだけが原因ではないですが
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キーシリンダーが良くなってもまだ操作が重いのであれば、ワイヤーや他の機構の渋さが原因です。

まず給油パック後の感想ですが、鍵の抜き差しがとてもスムーズ!!

★給油パックメンテナンスは、税込みで1,000円です★
ついでに、消耗部品の無料点検も一緒にオススメ!!


俺達のヒザすり部の 【GPZ900R】 のメンテナンスはまだまだ続きますよ。

※記事内の価格表記は、執筆当時の価格となります事をご了承ください

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